こんにちは!beansの千尋です🌱
もうすぐ待ちに待った夏休みですね!🍉
夏休みは、久しぶりに実家へ帰省するという方も
多いのではないでしょうか🌻
(私は広島のおばあちゃんの家↓に帰省する予定です♪)
「子どもたちを連れて帰ったら、
実家が思ったより傷んでいてびっくり…」
「親が『何も困ってない』と言っていたけれど、
明らかに不便そうだった…」
など、実家に帰省すると気になることはありませんか?
なかなか住み慣れた環境では、
危険な箇所や家の変化に気が付きにくいもの。
実は、帰省は
“実家の状況確認” をする良いタイミングなのです。
実家の状況確認は、大切なご家族の
安全な暮らしを守るために非常に重要です。
また、問題が深刻化する前に早期発見することで、
修繕費用や手間を抑えることもできます。
今回は、この夏実家へ帰省した際に確認したい、
🏠家の状況確認🏠ポイント5選をご紹介します。
【1】外壁や屋根にヒビや色あせはない?
一見キレイでも、近づいてみると
外壁に細かなヒビがあったり、屋根瓦がずれていたり…。
これらは雨水の侵入や腐食の始まりのサインです。
特に北側や日陰の外壁は、
コケやカビも発生しやすく要注意です。
▼ 見られる劣化のサイン
・外壁に細かなヒビ(クラック)やはがれ
・屋根瓦のズレ、コケやサビの付着
▼ 確認ポイント
・外壁全体をぐるりと見てまわる。
(特に北面・水まわりの裏側を重点的に)
・軒下や屋根の縁に黒ずみ・剥離・ズレがないか確認
▼ 考えられる原因
・経年劣化による塗膜の劣化や地震による建物の動き
・雨風・紫外線による表面の劣化
▼ 放っておくと…
・ヒビから雨水が侵入 → カビの発生、断熱材の劣化
・屋根の破損 → 雨漏り、構造部の腐食
▼ 対応策
・小さなヒビ → 外壁の部分補修(コーキング)
・広範囲の劣化 → 外壁塗装の塗り替え(目安:築10〜15年)
・屋根のズレ → 屋根専門業者による点検・部分修理
▼ 相談先
・地元の塗装会社、外壁リフォーム専門業者
・屋根点検・雨漏り診断ができる建築士や工務店
【2】床がふわふわ沈む・ギシギシ鳴る
床のきしみや沈み込みは、
床下の劣化や白アリ被害の兆候かもしれません。
とくに長年使っていない部屋や和室は劣化が早いため、
畳の下や押入れの床も触ってみましょう。
▼ 見られる劣化のサイン
・畳や床を歩くとフワフワ沈む、ギシギシと音が鳴る
▼ 確認ポイント
・床を歩いて感触を確認
・押入れや納戸の床板も要チェック
▼ 考えられる原因
・下地の腐食、床下の湿気、シロアリ被害
・支柱(束)や根太のゆがみや破損
(シロアリに関する記事はこちら)
▼ 放っておくと…
・床が抜けて転倒・けがのリスク
・見えない構造部まで傷み、改修コストが大幅増
▼ 対応策
・軽度の沈み → 床材の補修・下地の補強
・床下が腐っている場合 → 床下の全面改修やシロアリ駆除
・湿気対策 → 床下換気扇や防湿シートの設置
▼ 相談先
・木造住宅に強い工務店
・シロアリ点検業者(無料点検を行っている会社も)
【3】窓やドアが開けづらくなっていない?
「昔より開けにくくなったな」と感じるのは、
建物のゆがみが原因のことも。
また、木製の建具は夏の湿気で膨張しやすく、
閉まりが悪くなることもあります。
鍵のかかりが甘いと、防犯上も不安です。
▼ 見られる劣化のサイン
・サッシが固い、窓やドアが最後まで閉まらない
・鍵がかかりにくい・ゆがみがある
▼ 確認ポイント
・すべての出入口・窓を開閉してみる
・隙間風がないか、雨風の侵入跡がないかも確認
▼ 考えられる原因
・湿気で木部が膨張、戸車の摩耗
・建物の傾き、沈下による枠の歪み
▼ 放っておくと…
・防犯性の低下 → 空き巣被害の可能性
▼ 対応策
・戸車の交換や建具の調整 → 比較的軽度の工事で改善可能
・構造的な歪み → 耐震診断・構造補強が必要な場合もあり
・鍵の不具合 → 防犯性を高める鍵への交換を
▼ 相談先
・建具(サッシ)修理専門業者
・リフォーム・リノベーション会社
【4】キッチン・トイレ・お風呂の水まわりチェック
特に劣化が目立ちやすいのが、
水回り(キッチン・浴室・洗面所・トイレ)や給湯設備など。
シンク下や洗面台、トイレの床まわりに水漏れやシミ、
異臭がないかをチェックしましょう。
築年数の経った浴室タイルや排水口も、
放置すると大きな修繕につながります。
▼ 見られる劣化のサイン
・排水口の臭い、シンク下にカビや水たまり
・トイレ・洗面・お風呂の水がスムーズに流れない
▼ 確認ポイント
・シンク・洗面台・トイレの下を開けて確認
・配管の接続部に湿り気やサビ、カビがないか
▼ 考えられる原因
・配管やパッキンの劣化、使用頻度が低いことによる腐食
・水の滞留・詰まりによる逆流や臭気
▼ 放っておくと…
・カビや湿気が広がり、健康被害や悪臭に
・床下や構造まで腐食し、工事費用が高額に
▼ 対応策
・軽度な漏れ → パッキン交換、排水トラップの清掃
・大きな腐食 → 配管交換・水まわりリフォーム
・長期的な使用を見越して節水型設備への交換も◎
▼ 相談先
・水道修理業者
・リフォーム・リノベーション業者
【5】 雨漏り(天井や壁の染み)
天井に見覚えのないシミがあったら要注意。
雨漏りは、目に見える時点ですでに内部で深刻な劣化が
進んでいる可能性があります。
放置すれば家全体の構造に影響するため、
早期発見・早期対応がカギです。
▼ 見られる劣化のサイン
・天井や壁に薄茶色のシミがある
・雨の後に天井が湿っている、カビ臭い
▼ 確認ポイント
・寝室・廊下・押入れの天井や壁紙の変色
・天井裏が見える場合は濡れ跡・カビ臭に注意
▼ 考えられる原因
・屋根・ベランダ・外壁の防水切れ
・古い雨どいの詰まり、ひび割れ
▼ 放っておくと…
・木材や断熱材が腐食し、家全体の寿命が短くなる
・カビによる健康被害(アレルギー、喘息など)
・修繕範囲が広がり、100万円単位の大工事になることも
▼ 対応策
・原因特定のため、雨漏り調査(散水検査)を実施
・防水シートの交換、屋根材・外壁の補修
・室内のカビ除去と断熱材の張り替えも要検討
▼ 相談先
・雨漏り専門診断業者、屋根・防水工事会社
・リフォーム・リノベーション業者
【老朽化を放っておくと…】
小さなサインを見逃すと、
大きなリスクに発展します。
「もったいないからこのままでいい」
「不便に慣れてるから」と思いがちですが、
小さな不具合を放置しておくと、、
✔ 壁のひび → 構造部腐食 → 修繕費100万円以上
✔ 床の沈み → 転倒・骨折 → 介護リスク増加
✔ 水漏れ → カビの繁殖 → アレルギーや健康被害
✔ 鍵不調 → 防犯性低下 → 空き巣や放火の危険
✔ 雨漏り → 天井崩落 → 一時的に住めなくなる
というように、
後々大きな問題に発展することも、、!
【今やるべきアクションは?】
📸 1. 気になる箇所は写真で記録
→ 専門家への相談時にスムーズに伝えられます。
👪 2. 家族・親と話し合う
→ 今後の住み方、手入れの必要性を早めに共有。
🏠 3. 建物診断(無料〜有料)を依頼する
→ 工務店やリノベ会社で、状態を正確に把握。
🧾 4. 方向性を考える(修繕・リフォーム・売却)
→ 手を入れて住み継ぐ?思い切って売る?選択肢を整理。
実家は、家族の思い出が詰まった大切な場所。
「手入れをして長く大切にしたい」と考えられている方も
多いのではないでしょうか。
beansのお客様には、大切な場所だからこそ、
空き家のまま長く置いておくのではなく
思い切って売却や賃貸活用に進む方も多くいらっしゃいます。
私たちは、不動産とリノベーション両方のプロとして、
「リノベーション」と「売却」の両面から
ご相談を承っています。
部分的なリフォームや売却、空き家対策についても、
お気軽にご相談ください。
(売却に関する記事はこちら)
お見積り・ご相談は無料です🌻