結論:後悔するかどうかは「買う前」でほぼ決まる!!
中古住宅のリノベーションは、
購入後にできることより、購入前にしかできない確認の方が圧倒的に重要です。
建物の状態・法規制・工事の制限を知らずに購入すると、「やりたいリノベができない」「想定外の追加費用が発生する」といった事態につながります。
~購入前に必ず確認すべき10のチェックポイント~
① 建物の傾き・不陸(床の違和感)
室内を歩いたときに
・床が波打っている
・室内の扉が勝手に閉まるなど
こうした症状がある場合、下地補修や構造補強が必要になる可能性があります。
中古住宅の売買の場合は、基準としまして、6/1000以上の傾き(1mごとに6mm以上の傾斜)がある場合は重要事項説明書で告知義務が生じます。
➡ 建物全体の傾きを補正する場合は、リノベ費用が大きく変わるので要注意ポイントです。
② 雨漏り・過去の修繕履歴
天井のシミ、クロスの浮き、室内のカビ臭さは要チェック。
過去に雨漏りがあった場合、「直っているか??」の見極めが重要です。
雨漏りの補修については、コーキングで止水するなどの応急処置で対応している場合もあります。
根本原因を解消できているのか??応急処置の場合は、数年以内に補修する場合の目安の費用についても購入前に試算しておくことをおすすめしております。
③ シロアリ被害の有無
シロアリ被害については、見えない部分になるので100%大丈夫と言い切れない部分が難しいポイントです。
シロアリの被害の可能性がある物件を見分けるポイントを抑えることが大切になります。
■注意して確認した方がいい条件
・建物の土台が土に接している場合注意が必要
・基礎の高さが40cm確保できているかどうか??
・基礎に蟻道(ぎどう)がないか確認。
・床下の環境がじめじめとして湿気がないか確認
※シロアリは乾燥が苦手になります。
地面から上がった位置に土台がある場合や、床下の通気が取れているかがシロアリの被害への対策になります。
➡ シロアリ被害は、見えない部分の工事費が一気に膨らむ原因になるので注意が必要です。
④ 給排水管の状態と交換可否
築年数が古い物件では、
給排水管が鉄管のままというケースも少なくありません。
また、引込管および水道メーターの口径が13mmと小さく水圧が確保できない場合や、引込管が鉛管の場合で破損のリスクが高くなるので、場合によっては入居前の交換も推奨しております。
また、間取り変更のリノベをする場合、配管交換ができるかどうか??配管を延長することが可能か??は必須の確認項目になります。
⑤ 電気容量・配線ルート
「IHにしたい」「食洗機を入れたい」でも、電気容量が足りない…というのはよくある失敗。
分電盤の容量と配線経路は事前に現地で確認しておくと安心です。
マンションの場合、IHの設置が禁止されている物件があるので注意が必要です。
⑥ 耐震性・旧耐震か新耐震か
1981年6月1日以前に建築された建物は旧耐震基準となります。
また、建築確認申請の申請時期によって新耐震の基準で建築された建物とそうでない場合があるので注意が必要です。
また、耐震補強が必要な場合は大がかりな工事になるため数100万円以上の差が出ることがあります。
市区町村によっては、耐震補強の補助金も出る場合があるのですが、補助金以上にお金がかかってしまうケースがほとんどです。
⑦ 再建築・増築の制限
・再建築不可
・建ぺい率・容積率オーバー
これらは建築確認申請が必要な大がかりなリノベに大きく影響します。
再建築不可の場合は、原則、建築の許可が下りないので、事前にしっかりとした確認が必要になります。
また、購入時に将来の建て替えする場合のことも視野に入れて確認することが大切になります。
⑧ 断熱性能と改善について
古い住宅は断熱材が入っていないことも多いです。
特に築40年を超える物件を内覧する際には、床下の確認を行い、断熱材がしっかり入っているかを確認することが大切になります。
窓回りの断熱は住みながらのリフォームがしやすいのですが、床下の断熱工事を行う場合は、工事期間中に仮住まいが必要になるので注意が必要です。
断熱改修が可能かどうかで、住み心地が大きく変わります。
⑨ 管理状況・近隣の環境
建物だけでなく、
・ゴミ置き場
・隣地との距離
・騒音や臭い
も必ず現地で確認しましょう。
⑩ リノベーション向き物件かどうか
すべての中古住宅がリノベ向きとは限りません。
・LDKを広げるのに、構造を大きく変更する必要があるためコストがかかる物件
・対面キッチンに変更が可能かどうか??
・物件の改善したいポイントがリノベで解消できるかどうか??
・建物の構造や法規制、工事制限など専門的に確認が必要な箇所がたくさんあります。
個人で判断することが難しいので、リノベーションのご要望をご相談いただけましたら、理想の住まいを設計することができるかどうかの確認をとらせていただきます。
よくある後悔例