トップページ > スタッフコラム > 成樹 > 奈良、明日香村を歩く

スタッフコラム

2026.01.14

奈良、明日香村を歩く

こんにちは!施工管理のナルキです。

日中の温かさと朝夜の冷え込みのギャップがすごいですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

お風邪などひかれませんよう、皆様ご自愛ください。

 

先日、奈良県は明日香村を訪れました。

画像:聖徳太子御誕生所石碑

 

歴史が根付く街を思い切り楽しむためにも、その街を歩きに行きたいと思いたち、二上山を抜け、大和川と石川を超えてみました。

目的の一つは「森ある暮らしラボ(森ラボ)」という場所を訪れることでした。

画像:森ある暮らしラボ さん

 

建具屋さんが住んでいた借家をリノベーションし、町の子供たちやお母さま方などが、ゆったりと本を読む場所として開放されている場所です。

施設内で購入したコーヒーを飲みながら建物を見ていると、たまたまそこにいらっしゃったオーナーの久住さんが話しかけてくださり、
どういう過程で、どういう思いを持ってこの場所が作られたのかをお伺いすることができました。

画像:リノベーションされた離れ

 

顕わになった小舞荒壁の下地と、シンボルとなる栗の柱・梁が象徴的な場所でした。

元々様々な大工さんが「できない」としていた離れの回収を、
地元の大工さんの「土を落として壁を軽くする」というアイディアによって達成したことを、施主様から聞けたのは貴重な経験でした。

画像:土壁を落とし、顕わとなった小舞竹荒壁の下地。

 

他にも、床の下地になる「根太」を子供たちと一緒に解体したり、ワークショップとして町の人と一緒に壁を塗ったりと、
「学び」と改修作業が両立してできた建物であることを聞きました。

工夫と子供たちへの思いが詰まった場所で、差す太陽の明かりだけではない温かみを感じられました。

 

また本棚を使用する権利を買い取る、という試みもやっていらっしゃいました。
本棚ごとに特色があり、飾られているものからその先の方の人間性を感じられ、まさに十人十色が輝いていました。

ご興味ありましたら是非!

画像:離れに設けられたカウンター。カウンターの眼前には小川が流れており、もともとは和室があった。
   子供たちが落下をしないようにする目的と、座って落ち着ける場所の2役を担っている。

 

森ラボを後にして、ゆっくりと明日香の村歩いている時間は、とても満たされました。

感じたのは、町全体が暖かいような印象です。

画像:明日香村役場の周辺道路より

 

広い道に反射された光、景観法によって統一されたであろう瓦ぶきの屋根、落ち着きのある色味、点在する古墳など、
それまでに関わってきた人の思いが町全体を反映しているような印象を受けます。

決して都会とは言えない場所でしたが、普段の生活の中で得られない感情を得ることができました。

個人的に森ラボさんの近くでたまたま入った「茶房 花井屋弥右エ衛門」さんのカレーが絶品でしたので載せておきます(笑)

近くいかれた際にはぜひ!

画像:茶房 花井屋弥右エ衛門のランチ。
   こちらの店舗についても、内装のリノベーションが施されておりましたので、ぜひご覧になってください。

建築を通して、住む人が喜ぶというのは大前提として、それを見る人が想像を膨らませられるようなもの、あれこれと話したくなるようなもの、
そんなものを作ることができれば施工管理としての本懐だと、感じることのできた小旅行でした。

ページの先頭へ