住まい探しをしているお客様で「新築は高すぎる…」から中古住宅を購入してリノベーションをしたいという声が年々増えてきております。
いざ中古住宅を探すとなっても「中古ってどの年代がいいの?」という相談を受ける機会が多くあります。
実は、年代ごとに“リノベのしやすさ”や“コスパ”に大きな違いがあります。
今回は、特におすすめの3つの年代をピックアップし、物件選びのヒントをお届けできればと思います。
①平成中期〜令和初期
②昭和後期〜平成初期
③昭和初期
それぞれの年代の“賢い選び方”とリノベのポイントを解説します!
🔸①【平成中期〜令和初期】

性能重視派にピッタリ!窓回りの断熱性能がしっかりしている年代
この年代の住宅は、断熱性能・気密性が大きく向上した時代です。
✔ 冬あったかい
✔ 夏すずしい
✔ 光熱費が抑えやすい
✔ 築浅すぎず、価格のバランスも良い
「断熱性能も優先したい!」という方には、この年代がおすすめ。
キッチン・お風呂・間取りなどの“見える部分”のリノベだけで、ほぼ新築同等の住み心地に仕上がります。
🔸②【昭和後期〜平成初期】

フルリノベ派に最強!価格が抑えやすく、自由に作り変えやすい
この年代の特徴は、とにかく物件価格が抑えやすい。
そのため、「本体価格を安くして、その分リノベに予算をまわす」という選択肢が取りやすくなります。
✔ 壁を抜いて広いLDKに
✔ 断熱補強をプラス
✔ 和室を洋室に変えたり、回遊動線に変更も可能
✔ 自分好みの内装にして理想の住まいを作れます
建物の予算を抑えれる分、理想を詰め込んだフルリノベとの相性が抜群。
「立地重視だけど、自分だけの空間も作りたい」
という人にとって、リノベの自由度とコスパのバランスが最高です。
🔸③【昭和初期(戦前〜昭和50年代前半)】

味わい重視の人向け。価格は“土地値”で動くので、平成初期の物件と価格帯はあまり変わらず
意外に知られていませんが、【昭和初期〜昭和中期】の古い家でも【昭和後期~平成初期】と物件価格は同一となっているケースが多いです。
理由として、どちらの年代も土地の価格が大半を占めているという点
そのため、昭和初期と平成初期で、物件価格に大きな差がないことが多いです。
ただし…
✔ 建物の改修費は平成初期より高くなる
✔ 耐震・断熱など基礎的な部分の工事が必須
✔ 設備もほぼ総交換
という点は注意が必要です。
でも、この年代の家には
今では入らない梁・柱・建具など“唯一無二の古材の魅力”があります。
ヴィンテージ好き・味わい好き・古民家テイスト好きの方には、
この年代は最高の素材です。
また、先祖代々と大切にしてきた住まいなど、金銭的な部分では測りきれない大切な価値があります。
🧭【結論】
“どの年代がベストか”は、人のニーズによって変わります。
-
断熱性能を重視するなら → 平成中期〜令和初期
-
コスパ良くフルリノベしたいなら → 昭和後期〜平成初期
-
古材の雰囲気を楽しみたいなら → 昭和初期
どの年代を選んでも、
リノベ次第で自分らしい暮らしはつくれます。
👋 最後に
家探しは“正解がひとつ”ではありません。
あなたの優先順位を一緒に整理しながら、
予算・立地・暮らし方に合ったベストな年代の物件を見つけていきましょう!
「どのような住まいが自分たちにあっているか相談したい!」「この家ではどんなリノベができる?」
など、お気軽に相談してください。










