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スタッフコラム

2025.08.19 NEW

中古リノベ向き物件の探し方|内覧で見るべきポイントとは?

「中古住宅を買ってリノベーションしたいけど、どんな物件を選べばいいの?」
そんな疑問を持つ方は多いと思います。新築とは違い、中古物件は 状態のバラつき が大きいため、購入後に思わぬ追加費用がかかるケースもあります。
そこで今回は「中古リノベに向いている物件の探し方」と「内覧でチェックすべきポイント」をご紹介します。

 

 




1. リノベ向き物件の条件
中古住宅のすべてがリノベに適しているわけではありません。長く安心して住むためには、まず次の条件を意識しましょう。


① 構造の確認
●マンションなら「RC(鉄筋コンクリート)」や「SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)」 が主流。耐久性が高くリノベしやすい。
●戸建なら「木造軸組工法」 が多く、間取り変更の自由度が比較的高い。
●水回りの移動可否 は構造によって変わるため、設計前にチェック必須。


② 築年数と法規制
●1981年(新耐震基準)以降 の建物は耐震性が高く安心。
●古い物件でもリノベで耐震補強できるが、その分費用がかかる。
●接道義務や建ぺい率・容積率など、法規制で増築や改築に制限が出る場合もある。


③ 管理状況(マンションの場合)
●共用部がきれいに保たれているか
●修繕積立金や管理費が適正か
●長期修繕計画がしっかりしているか
→ 管理状態はそのマンションの“将来価値”を左右します。

 

 

 

 


2. 内覧で必ずチェックしたいポイント

いざ内覧となったとき、表面的なきれいさだけで判断してしまうと失敗につながります。特に次の点は必ず確認しておきましょう。



① 水回りの劣化
●キッチン・浴室・洗面台・トイレの 水漏れ跡 がないか
●床や壁に カビやシミ がないか
●配管が古い場合はリノベで交換必須 → 費用を見込んでおく

② 天井・壁・床の状態
●天井に 雨漏り跡 がないか
●壁紙の裏にカビが広がっていないか
●床の傾きやきしみがないか(歩いて体感するのがおすすめ)

③ 窓と断熱性
●サッシが古いと結露や断熱性の問題あり
●内窓(二重窓)をつけるリノベも多いが、その分コストがかかる
●日当たり・風通しも要チェック

④ 周辺環境
●駅やスーパー、学校までの距離
●将来的に再開発や建替えの可能性があるか
●騒音や日照を遮る建物がないか

 

 

 


3. 「安さ」だけで決めないこと

リノベ前提で「古くて安い物件を買えばいい」と考えがちですが、実はそれが落とし穴です。


●給排水管や電気配線を総交換する必要があると数百万円単位で逆にコスト増
●法規制や建築視点で内覧できていないことにより、希望の間取りにできないことが発覚
●管理状態が悪いマンションは将来資産価値が下がる

物件価格だけでなく、 「リノベ費用を含めた総予算」で考えることが大切 です。


 

 

 



beansは元々建築(リノベーション)会社から発足した、不動産会社になります。
そのため、内覧時にどんなリノベーションが叶うのかご提案することが出来ます。
場合によっては、理想の間取りが実現しない物件も中にはあるので、物件×リノベーションの両視点からアドバイスさせていただきます。
中古リノベが気になっている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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