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スタッフコラム

2023.12.22

銀行の選び方について

こんにちは!!

濱崎です。

今回は不動産を購入する時の金融機関の選び方を紹介させていただきます。

不動産を購入するときの金融機関の選び方について
住宅を購入する際の資金については、ほとんどの方が金融機関からお金を借りて購入します。そして不動産売買をする際に誰もがぶち当たる壁が「住宅ローン」です。

 

物件に関しては、時間をかければある程度お客様の希望に近い物件を見つけ出すこともできます。しかし融資に関しては、時間をかければ理想に近づけるというものではなく、お客様のご状況や物件に応じた金融機関を選ばなけばいけません。

 

一言で「金融機関」といっても、住宅ローンを取り扱うことろは都市銀行・地方銀行・信託銀行のほか、信用金庫・信用組合・ネットバンクなどがあり、住宅ローンではあまり馴染みが無いかもしれませんが、労働金庫やJAバンクでも住宅ローンを取り扱っています。

 

また、住宅金融支援機構の「フラット35」を取り扱うモーゲージバンクもあります。実際これだけあると、どこの金融機関が良いのか不動産業者でも迷ってしまいそうです。

 

 

住宅ローンに対するそれぞれの金融機関の特徴をご紹介します。

➀都市銀行でお金を借りる

②地方銀行でお金を借りる

③信用金庫・信用組合でお金を借りる

④ネットバンクでお金を借りる

⑤モーゲージバンクでお金を借りる

⑥労働金庫・JAバンクでお金を借りる

 

 

➀都市銀行(メガバンク)でお金を借りる
「銀行」と聞いてまず頭に思い浮かぶのが、都市銀行です。都市銀行の特徴は、属性・担保評価など、バランス良く平均点以上を求められます。

その為、住宅ローンの審査については厳しく審査される傾向にあります。

審査次第では担保評価を大きく上回る融資額が可能になったり、金利の優遇幅も大きくなります。支店が全国にあるところも都市銀行で住宅ローンを組むメリットかと思います。

 

②地方銀行でお金を借りる
地方銀行はその名の通り「地方に根ざす金融機関」です。

地元企業の従業員や地元の物件の場合、属性・担保評価などで都市銀行以上の評価が得られる場合があります。

「住宅ローン」にも力を入れている銀行も多いためローンの審査も通過しやすい特徴があります。

金利についても審査次第ではありますが、メガバンクやネット銀行とも同じくらいの低金利でローンが組める場合もあるのでおすすめの金融機関です。

③信用金庫・信用組合でお金を借りる
信用金庫も銀行と同じ金融機関ですが、銀行が株主の利益を最優先とする営利法人なのに対して、信用金庫は会員の出資による協同組織の非営利法人であり、地域の会員や利用者の利益が最優先されます。

住宅ローンに関しては、銀行では取り扱いが難しい中小企業の経営者、自営業者などにも柔軟に対応してくれます。

また信用金庫によりますが、無担保住宅ローンなどほかの金融機関にない独自の商品を取り扱いしている点も特徴の一つです。

信用組合も信用金庫と同じ組合員の出資による協同組織の非営利法人です。信用組合は原則、組合員を対象とした業務になります。

したがって、住宅ローンに関しても組合員である中小企業や個人事業者の場合は、ほかの金融機関で難しいと判断されても柔軟に対応してくれるという特徴があります。

④ネットバンクでお金を借りる
ネットバンクは支店や店舗を持たずに業務のほとんどをインターネット上で行う銀行です。

ネットバンクの1番の特徴は何と行っても金利の安さにあります。

ただ不動産業者からの立場で見た1番の問題点は事務手続きです。

融資申し込みという複雑な手続きをすべてネットと郵送で行うことになるので、追加書類の対応や審査に時間がかっかたり、融資ができなかった場合も機械的に伝えるだけなので、担当者と相談しながら進めたい複雑な案件の場合には不向きです。

また不動産取引においても、ネット銀行の場合は売買契約のローン特約を認めないという不動産業者も多いです。

個人的には住宅ローンの借り換え先としての選択肢では一番おすすめです。

⑤モーゲージバンクでお金を借りる(フラット35等)
モーゲージバンクとは、住宅ローンを専門に取り扱う金融機関です。

住宅ローンを証券化して調達した資金を用いて貸出を行っています。

住宅金融支援機構の「フラット35」を最も多く取り扱っているのがモーゲージバンクです。

個人事業主の方や勤続年数が短い方でも審査が可能なところがメリットになります。

⑥労働金庫・JAバンクでお金を借りる
労働金庫は労働組合や生活協同組合の組合員、JAバンクは農業従事者の組合員で融資の申し込み要件を満たせば、審査は比較的通り好条件で利用できます。

共通する特徴は、とにかく組合員の融資に強いということです。

また、労働金庫やJAの住宅ローンの特徴では、おまとめローンで既存の借入を住宅ローンで借り換えが出来たり、引っ越し費用や家具代にも融資が使える場合があるところがメリットです。

 

 

不動産を購入する際の金融機関の選び方のまとめ
住宅ローンを扱う金融機関を紹介しました。ポイントを3つにまとめると・・

その1 都市銀行・地方銀行はお客様の「属性」を重視される

その2 はフラット35は自営業者や勤続の短い方にお勧め

その3 ネットバンクは金利が安いが事務手続きが壁

このようになります。

参考にしていただいて住宅を購入する際は、不動産業者や金融機関とよく相談して住宅ローンを組みましょう。

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